精神科
精神科
当院の精神科では、主治医による薬物療法および精神療法を軸にして、さらに患者様の病状に応じて以下に示すような種々の治療法を、組み合わせて行っています。対象となる疾患は、統合失調症、気分障がい（躁うつ病）、認知症はもちろん、発達障がい、神経症、パーソナリティ障がいと多岐にわたっています。
特 色
- 正確な診断に基づいて、的確な治療法を選択し、患者様それぞれの個別性を尊重した治療を展開します。
- 入院治療が一段落したあとは、地域の社会資源と連携し、フォローを行いながら、地域での生活を支援します。
- 内科医と協力して、身体合併症についてきめ細かい対応を行います。
- リハビリテーション科と協力し、ADLの改善を図ります。
当院の精神科で行っている治療法
作業療法(OT)
- 皆様の要望に沿った、生活に役立つプログラムを提供しています。体操・手工芸・コーラス・季節ごとの行事・外出、その内容は様々で、10代から90代まで幅広い世代の方が参加されています。また入院中から、退院先に訪問し、暮らしやすい生活をするための方法を一緒に考えます。退院後も外来作業療法で、入院中と同じサポートを受けることができます。理学療法士も在籍しており、身体機能の面から日常生活の動作（歩く・立つ・座るなど）を援助します。入院中も、退院後も、生活でお困りのことがあれば、いつでもご相談ください。
生活技能訓練 Social Skill Training（SST）
グループのなかで具体的な役割を演じながら、コミュニケ―ションの練習を行います。精神疾患のために生活の力が低下してしまった患者様や、もともとコミュニケーションが苦手な患者様が対象となります。困難な状況に対処する力を身につけることで、ストレスを軽減し、病気の再発を防ぐ効果があります。
